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2009年09月10日

おごじょ伝説 第5回 金田みちよさん

おごじょ伝説 第5回 金田みちよさん




子供の頃、図工の時間に粘土で使ったことのある人は多いのではないだろうか。
自分の存在のままに、変幻自在に形を変える物体。
その独特な感触と、どこか懐かしいにおいが、思い出とともによみがえる。

「ねんどって癒されるでしょ?私は毎日癒されているの。」

そう語るのは、鹿児島を拠点にクレイアーティストとして活躍する金田みちよさんである。



鹿児島出身の金田さん。
23歳のとき、単身渡米してマスコミ関係の仕事を始めた。
1992年、ニューヨークでクレイアート活動を開始。その後アメリカ各地でクレイクラフト教室を開催する。
97年に日本に帰国した後も、多数のテレビ、CM、イベントなどで作品がとりあげられている、
世界的にも有名なクレイアーティストである。


「火山灰がいやで(笑)、同居できないなと思ったので。」

鹿児島からアメリカに飛び出した理由を、そう笑い飛ばす。
最初に選んだ場所はカリフォルニア。
しばらくカリフォルニアで暮らした後、アメリカを横断してニューヨークに「修行」にでた。



しばらくマスコミで働いた後、思った。
「アーティストになりたい。」
数ある選択肢の中から選んだもの、それが、ねんどである。



97年、「ねんどでいろんな人を救っていけるんじゃないかなと思って、」日本に帰国した。

ねんどには「癒し」の力があるという。
ねんどで遊ぶことによって、ゲーム漬けの子供たちには、人とのつながりを。
ストレス過多の企業戦士には、童心にかえることのできる時間を。
お産を控える妊婦さんには、胎教の一環に。
高齢者には、認知症防止として。

聞けば聞くほど、そして触れば触るほど、奥深さがみえてくる、ねんど。

金田さんがねんどを選んだ理由がわかる気がする。



「すべては人脈だと思うんです。」
渡米した時、仕事を探した時、鹿児島に帰ってきた時。
いつも人脈に助けられた、そう語る。

96年には、世界各国で活躍する人々を対象とする人脈作りの会「CTN(クリエイティブタレントネットワーク)」を立ち上げ、
自分だけではなく、他の人にも、人と人とつながりを提供している。
(CTNのホームページはこちら。現在、鹿児島でも開催中です!)


一度世界に飛び出し、名実ともに大きくなって帰ってきた金田さん。

鹿児島で、一歩を踏み出す勇気が出ない方へのメッセージとして、
「芽をつむのも、育てるのも自分。やればできる、それだけかな。」
と答えてくれた。



大胆で度胸のある性格。
しかし、作品をみると、女性的な暖かさを感じる。
男性的な面と、女性的な面を持ち合わせた、女性。
それが金田みちよさんなのだ。



世界をみて、世の中を知って、鹿児島で何かをするために戻ってくる。
歴史をすこし覗いてみると、そんな熱き心の持ち主が、ここ鹿児島には、多くいたことがわかる。
金田さんをみて、彼らを思い出した。

そしてきっと、鹿児島はこんな人を求めているのだろう。
地球色のねんどをこねながら、そう思った。



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金田さんの主催するこねこねランドのHPはこちら↓
http://coneconeland.com/

金田さんのブログも要チェックです↓
http://blog.livedoor.jp/coneconeland/

鹿児島インターネットテレビ(徳丸洋子さん主催)でも、金田さんが紹介されています♪
http://www.isp-kikaku.com/

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